BLOG
技能検定
去年はコロナで中止になってしまいましたが
今年はコロナ対策をして実施されます。
弊社からも壁装の2級に2名
カーペット2級に1名、受験します。
私は壁装の審査する側で毎年参加させて頂いています。
国家検定ですので一切課題についての指導はできません。
練習してるのも、しないのも、見る、聞くしかできないので
どっちにしたって歯痒いのですが、
結局は本人の普段の仕事への向き合い方や向上心が
結果を左右するのだと思います。
普段、自分の仕事に点数をつけられて評価されることなんて
まずないですから、自分がどの位置にいるのか知りたくて
私は腕試し的感覚で受験しました。15年前のことです。
今でも受験当日の事は覚えていて、とても意気込んでいた
んだなって思います。やり切った達成感、それまで感じたこ
とのないものでした。
ギリギリまで復習して寝不足。
めちゃくちゃ暑い会場で。
風にいたずらされて。
クタクタになって。
汗ももう一滴も出ないような。
カラカラになって。
ちょうど淀川花火大会の日で。
帰りには合格も不合格もどっちでもよくなっていました。
検定の為の勉強会に参加して、親身になって教えてくれた
先輩方、志をもって合格を目指す初めて会う方、
何度も諦めず合格を目指す方、一気に世界が広がったような
気がします。自分の狭い世界、視野、未熟な技術を思い知る
と同時に、いろんな人に出会えたことでまだまだ上を目指そ
うって思うきっかけになりました。
従業員がどのような気持ちで受験するのかは自由で
受験を強制する気もありませんが、
この仕事をやっていく以上ずっとつきまとう問題や
ぶつかる壁の乗り越え方のたくさんのヒントがあります。
ひとりで、同じ場所にいると気づくこともないでしょう。
与えられた課題(仕事)を集中して失敗のないように、
より丁寧に
より美しく、
心を込めて仕上げる。
今日はうまくいかなくても明日こそは。
その繰り返し。
その繰り返しの先にしかないものがあるはずです。
今は何か足りなくても、心持ちが大事。
普段の仕事も同じように考えられるようになると
真の技能士でしょうね。目指して欲しいです。
何かのきっかけになりますように。